工務店 佐渡 takumi-2jamの日記

佐渡島で自然素材をふんだんに使った家づくりに取り組みながら、気ままに書き綴っています。

佐渡 住宅の新築工事:床板の再活用(リ・ユース)

新築工事の現場では、外部は塗装工事が行われ、内部では壁や天井の下地づくりや設備配管の作業を進めています。
また工場では、内部で造作につかう木材の加工を進めています。

また今日からは、既存の家(注)で使われていた「床の間の板」を再活用(リ・ユース)する為、汚れとともに傷や劣化した塗装を落とし、仕上げ加工を始めました。
(注)既存の家〜築90年の家:http://d.hatena.ne.jp/takumi-2jam/20100311
ちなみに、この床板(トコイタ)は、幅430ミリ長さ2100ミリ厚さ30ミリのケヤキの板を、2枚継ぎ合わせ1枚の板として作られています。約90年前に大変腕の良い職人が作ったと思われます。(今でもぴったりとして狂いもまったく有りません。)
仮に今同じものを作るとしたら?と考えても相当価値のあるものだと僕は思います。
安易に解体工事ですべてを廃棄せず、(大黒柱と同様)この工事の計画段階で保存と再活用を決めておいて本当に良かった、と思いました。

一(人)手間かければ、よみがえる喜びをスタッフとともに感じた次第です。