佐渡 増築工事/囲炉裏周りの取り付け
民家づくりで増築しているこの現場で、昨日囲炉裏周りの備品取付けを行いました。
まず木製の格子を麻縄で吊り、その格子の中央に自在鉤(じざいかぎ)を吊り下げました。
格子の材料は、佐渡産の杉材。木目を浮かび上がらせた加工を施してあります。
また自在鉤は、お施主さんが古道具屋で購入されたもの。
黄銅製で渋い光沢を放っていて、よく見ると凝った彫金も施されています。
斜めに吊っている部材には、松や日輪に鶴が。
そして横の部材は竹の形状をしています。
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実に縁起の良いデザインですね。
この自在鉤を作った昔の職人は、粋なモノを作っていたものだ、と感心させられます。