佐渡 逆さ屏風から七日経ち
親方である父・川上光太郎が、5月31日の早朝に80歳で永眠しました。
父の生前は、多くの方々に大変お世話になりました。
ありがとうございました。
私から見た父の生涯は、仕事一筋で生きぬいたと言っても過言ではありません。
「自分の大工技術は、他人様の為にある。」と常々言っていた父は、休日でも工場に出て来て嬉しそうに仕事をしておりました。(職人として腕を振るえる事が、何よりも幸せだったのでしょう。)
また日頃父は「横着せず、器用を深めよ」と申しておりました。
職人たちばかりでなく設計や経営をする私に対しても、思考の浅い安易な合理化や顧客よりも数字優先の工務店運営をしないように!という意味も込めておりました。
私は、父の遺志を継ぎ「心と技術の詰まった家づくり」を大工スタッフや協力職方と共に精進して行く所存です。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
合掌
川上工務店 川上巧
=追記=
現在仕事に関わっているお客様に於かれましては、急な他界に伴い打ち合わせを含め仕事の段取り変更が生じ、ご迷惑をお掛けしたことをお詫び申し上げます。