工務店 佐渡 takumi-2jamの日記

佐渡島で自然素材をふんだんに使った家づくりに取り組みながら、気ままに書き綴っています。

佐渡 大寒に刻みこむ/古材リユースの新築

大寒の本日ですが、新潟との船便も荒天欠航から復旧し、安堵した佐渡島です。
日中あまり雪は降りませんでしたが、流石に大寒、気温は低いままでした。

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大寒に刻みこむ」
そんな寒い中ですが、大工スタッフは腕を振るい古材と向き合っています。
今回の古材リユースでは、古材で構成された骨組みを新しい骨組みで囲う様なイメージでいます。
その為、古材の中で新しい材料の接する部分は刻む必要が出てきます。

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《古材を刻む》
この作業、骨組み全体が組み上がったイメージをしつつ、水(水平レベル)をきちんと把握しなければいけません。
また刃物も電動のこぎりやノミを多用して刻むため、切れ味の落ちてきた刃物は寒中であろうと研ぎ直してから作業を再開する事になります。
傍でその仕事を眺めつつ、昔ながらの手仕事が出来る大工職人だからこそ、出来る事の様に思いました。

また古材の刻まれた部分は、まるで新品の様な木肌をしていました。
古民家を長い間大事に使ってきた人々へ、感謝の気持ちも湧いてきました。

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