工務店 佐渡 takumi-2jamの日記

佐渡島で自然素材をふんだんに使った家づくりに取り組みながら、気ままに書き綴っています。

佐渡 ひょうご屋/個展のお知らせ

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佐渡島・小木地区に在るシェアスペース「ひょうご屋」さんで、個展が行われます。
「くまのひでのぶ個展:風が歌うから ぼくはどこまででも行こう」です。
作者くまのさんがこのシェアスペースで個展を行うのは2回目。
前回は今年の3月に行われましたが、たいへん好評で、可愛らしく、気持ちの安らぐ作品が多数展示されていました。(以下リンクは、前回のもの)

http://reimikumano.wixsite.com/lots-of/single-post/2017/02/28/%E3%81%B2%E3%82%87%E3%81%86%E3%81%94%E5%B1%8B%E3%81%A7%E5%88%9D%E3%81%AE%E5%80%8B%E5%B1%95-%E3%81%A9%E3%81%93%E3%81%BE%E3%81%A7%E3%82%82%E3%80%81%E3%81%84%E3%81%A4%E3%81%BE%E3%81%A7%E3%82%82

「くまのひでのぶ個展:風が歌うから ぼくはどこまででも行こう」
◇日時:平成29年10月18日~23日 11:00~17:00
◇場所:シェアスペース ひょうご屋
◇住所:952-0604 新潟県 佐渡市小木町483
「会場の雰囲気 1階」
オーナー様の、築70年の町屋を良い形で残し使って行こう!という心意気に共鳴し、私どもでリノベーションしたシャアスペース「ひょうご屋」も、徐々に徐々に良くなりまして…『こんな場所を使ってみたい!!』という場所に仕上がっています。(DIY企画で改修した2階もイイ雰囲気です。)

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個展の期間中、多くの方がこの場所を訪れて頂ける事を願ってます。
是非、お越しください「^^」

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佐渡 使い続けられる可能性を残す/土蔵の土間修繕

床下の環境が湿気や風通し不足でとても悪く、シロアリ被害も加わり床そのものが部分的に傾斜したり落ちかけた土蔵の修繕対応を過日しました。
「将来も使い続けられる可能性を残す」
《土蔵は残したいが将来の使い道は未定》…そんなお客様とのやり取りで考えたポイントは、使い続けられる可能性を残す事でした。
 具体的には、板床と下地木材を撤去、防湿シートを敷設した上に土間コンクリートを打設し、直下地面からの湿気を極力抑える事と、石積み基礎の換気口から蛇やネズミ、ネコが侵入して来ないなどの対策を施す事にしました。

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 ただ結果として土蔵の出入り口や階段周辺は、60センチほどの段差が生じていますが、将来再び木製下地に床を張ったとしても安心していられますので、程よい過程で工事を止める選択をしました。
将来の自由度を保ちつつ、悪い状況を元から解決できたように思います。
「薬剤を使わない判断」
お客様は薬剤を使用したシロアリ駆除を当初考えておられましたが、有害でもあり薬剤の効く一定期間を過ぎたら意味をなさない事が、今回の判断を決めました。
根本的な解決方法は、床下の悪い環境を改善することだと理解した上での判断でした。


佐渡 しなしなと古民家/素足で、くつろぐ

ブログ更新がご無沙汰して、ご心配をおかけしました。
いろいろと何かとで?忙しくさせて頂いてます「^^」

「子供が真っ先にくつろぐ」
お客様が移り住む前にちょっとした仕事がこの現場であり、現在進めています。
それ以外はハウスクリーニングも終え、引っ越しを待つばかりです。

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写真は、取説時のもの。
「素足の方が、気持ちいいよ」というお母さんの許可が出たら、お子さんたちは嬉しそうに床の感触を体全体で楽しんでいました。

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《対面キッチン側から》
使用した床材は杉材で、蜜蝋ワックス仕上げを施しています。
自然な感じで仕上がり、肌触りや香りも楽しめるので、お客様から喜んで頂いてます。

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佐渡 新穂まちブラと六丸亭/その2

9月23日に行われた新穂の旧料亭で行われたフォーラム。
前半は、とても楽しくためになった町歩きでした。

takumi-2jam.hatenablog.com

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そして、後半は六丸亭を会場にして「この建物の価値と活用の提案」から質疑応答へと流れは進みました。

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《フォーラムの光景/桜の間》
「六丸亭の沿革」
大正5年に建てられたこの建物は、料亭として始まったが、その後戦争の影響で工員宿舎や旅館として使われ、昭和40年代まで旅館だった。それ以降から5年近く前までは、所有者の住宅だった。(現在は、料亭部を除き倉庫として活用)
「エピソード:日本画家/土田麦僊の創作場所」
兄弟の苦境を救済すべく(地元出身の日本画家で大家)土田麦僊が、この料亭に5日間泊まり込み創作したエピソードがある。

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《土田麦僊の絵/舞妓林泉》

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《柿の間》
「作り」
メインの座敷二部屋は、とても丁寧な作りをしており、桜の木だけを使った《桜の間》と柿の木を使った《柿の間》になっている。
「活用提案/まちの駅として」
土田麦僊の作品展示、芸子さんを招いたイベント、祭りやその場を使いたい人たちの会食スペースなどで地域を盛り上げてゆく様な活用を図る。
※配布資料より要約抜粋(作成:ヘリテージマネージャー3期生佐渡チーム)

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《発表してくれたヘリテージマネージャーの皆さん/お疲れ様でした》

「六丸亭活用の私的振り返り」※箇条書き御容赦
①質疑応答でもご意見有りましたが、交差点近くに建つこの建物を「町歩きの拠点」として位置付けるのは良いと思う。
②楽しい町歩きをしてもらうのにガイドは欠かせない⇔ガイドの育成
③町歩きガイドの育成に関連し「地元民が地元の事を知る機会」が大切
 《足元発見!!的な》
④所有者と利用範囲や賃貸料のルールを作った方が使いやすくなる。
 維持管理を考えたら、ただの利用はダメ。
⑤企画・運営する地元の柔軟な組織の必要性
 過去の祭りの際に、地元商工会青年部がここを使ってみた話を聞き。
⑥この地域は、(背面の)川側にも魅力がある。
ひとまず、こんな印象でした。
良い雰囲気のする建物ですし、(所有者からも協力を得て)上手く活かせるとイイですね「^^」

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佐渡 新穂まちブラと六丸亭/その1

晴れ間に恵まれた先日(23日)に、新穂の旧料亭《六丸亭》で行われた催しに参加してきました。
「新穂まちブラ」
まず受付後に始まった「町歩き」
フォーラムの会場/六丸亭の隣りで理容室を営む柴山さんのガイドに導かれながら、30名余りの参加者は町中を散策。古地図を片手に当時のエピソードを交えながら町案内をする柴山さんがとても素晴らしく、ひきつけられました。

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この辺りは川と川に(皮と皮に)挟まれている場所だけに”太鼓の町”と呼ばれています…なんて粋な話は、とても良かったです「^^」
また資料の古い写真と同じ場所に立ち、現在どんな風に変わったかを知る機会も新鮮で貴重でした。(感嘆符のつくホォ~!とかヘェ~!の連続)

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大野橋の今↑と昔↓

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 普段であれば車で通り過ぎてしまう様な場所で、こうしたガイド付きの町歩きは、スゴク良い企画でした。その場を訪ね歩くだけでは分からないその地域の歴史や生活風景が、とても良く理解できましたので。
そうした意味で「町案内できる人」は貴重ですし、案内人が多く居る場所は旅を楽しむ人を多く呼べる気がしました。また地元の人が地元の事を知る事も大切で、町案内する人の高齢化を遅らせつつ将来の担い手を育てるきっかけになると思います。
・・・
私の生まれ育った両津湊でも、地域の案内をする大先輩方も居られますので、一度その方たちの話を歩きながら聞いてみようと思いました。
・・・
次回は「六丸亭で」

 



佐渡 腐食を直視!/浴室改修に伴い

改修工事の現場では、これまでの経験からある程度の想定をしていても、実際解体してみたら想定以上の傷みが目の前に…私どもの仕事は、そうした場面にも遭遇します。
今回の浴室改修工事の仕事では、半埋め込み浴槽の縁の高さで窓が設置されていた為「もともと気を付けた納まりをしていなければ、木部が腐りシロアリやカビにやられている」と感づいていましたが、納め方がかなり悪く下地材料だけでなく肝心の柱も根元から60センチほど腐っていました。(弊社では有り得ない雑な納め方でした)

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《著しい傷み/浴槽横の外壁を剥がした状況》

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《浴槽を取り去った後の腐食状況》
『直視!』
 そこで解体途中でも腐食状況を見た上で、どこら辺までどういう解体をするかを判断し、その後の補強方法を大工スタッフと話し合いました。
思い切り壊せない解体業者と変に既存状況を残すと補強しにくくなる大工…そこら辺をスピーディに判断するには、傷んだ箇所だけでなく周辺の状況を直視することが一番です。
その結果、効率よく効果的な対応方法を施す事にしました。
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 何はともあれ、今回の著しい腐食が見つかったのは、お客様にとって不幸では無かった、と思います。もしそのまま使い続けていたら、事態はもっと悪くなり、家そのものの部分崩壊やねじれを起こしていました。(この浴室の真上2階には、ユニットバスが載っていましたので、その荷重が腐食して弱った場所を直撃する可能性もあった訳です)
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また、仕上がれば隠れてしまう場所ほど、気を付けて納めてゆかなければいけない…と思います。
家づくりでは、見える部分よりも、見えない場所の方が肝心なのです。

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佐渡 しなしなと古民家/キッチンを組み終え

台風一過後の本日、お施主様ご夫妻と内装関連の打ち合わせを行いました。
現場は程良く進んでおり、先日システムキッチンも組み終えましたので、家族がみんなで寛ぐ居間・食堂・台所の雰囲気がじゅうぶん分かる状況です。

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「将来生活のイメージをご一緒に」
いきなり本題(内装関連)に入る打ち合わせも可能ですが、私としては「竣工後に、ご家族でどんなふうに使ってゆくか、を現場で一緒に考えてみる」事をしてから打ち合わせに入りました。
この御夫妻も例外ではなく”はじめての家づくり”を経験している最中ですから、仕上がって行くだけでも喜んだり驚かれるのが当たり前だ、と私は思います。しかしその仕上がった空間で「そのご家族らしい生活」が使いやすく行えるかどうか、は表面的な仕上がり具合とは分けて考える必要があります。
住み始めてから「あの時ああしておけば良かったという後悔」を、家づくりのプロとしてさせたくないですからネッ「^^」
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その後、本題の打ち合わせもスムースに進み、来週から塗装や内装に入る事になりました。
きっと良く仕上がって行きますので、ご安心ください。

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