「佐渡 お知らせ/民家フォーラム2019IN佐渡島」
この時間はまだ台風17号の影響は無い佐渡島ですが、日本各地での被害が出ないことを願っています。
「民家フォーラム2019IN佐渡島」のお知らせ
10月12日に佐渡島で上記催しが行われます。
主催は(認定NPO)日本民家再生協会(JMRA)※で、私も金井能楽堂で行われるシンポジウムのパネリストとして参加する事になりました(^-^)
主催者:http://www.minka.or.jp/index.html
この催し:http://www.minka.or.jp/news/2019/10/10121013-222019-fd0f.html
国の縮図と呼ばれるこの島の中で、民家の利活用と共に空き家対策を考える良い機会だと私も思いますので、多くの方々のご来場をお待ちしています。
なお佐渡市民の方がシンポジウムに参加する場合は、当日「佐渡市民サービスカード」を提示すれば無料となっています。(通常は¥1,000/人)これは、お得!!ですネ♪♪
「「佐渡 展示会に行き/北欧から吹く風」
知人のSNS投稿で知り、手作り木製家具の展示会に行ってきました。
木の素材感を大切にしつつ、デザインされた家具たちは、とても良い表情をしていました。また椅子はデザインだけでなく、座り心地もいい感じ、でした。
ここに来た多くの来場者も、本物の良さを感じ取ったのではないかと思います(^-^)
また人の出会いは不思議なものですが、この家具を作ったラッセルさんの話をお聞きして、彼の家具作りに向き合う気持ち(静かなパッション)を素晴らしい!と思いました。これからも、このご縁を大切にしお付き合い出来たらと私は考えています。
いつか自分たちの作る住空間に、こうした家具を!と思いつつ、嬉しい気分で会場を後にしました。この催しは明日まで行われます。
日時:10時〜18時(23日は17時まで)
費用:無料
佐渡 ヒト集えば/催しのご案内
ブログ更新では、たいへんご無沙汰していました。
※弊社フェイスブックページでは少し書いてましたが「^^」>
以下、弊社でリノベーションした古民家で来週行われる催しのご案内です。
~島の保健室~ ほっとハウス青木 オープン記念企画
= ヒト集えば・・・ =
住まいとしてだけでなく、子供の遊び場や地域の保健室(健康や介護の相談)と
して自由に利用可能な「場」が古民家を改修して産声をあげました。この場のオープン記念として「人が集える場づくり」をテーマにゆるくて小さな集まりを企画しました。
パネラーには、新潟県内を中心に活躍されているコバヤシ・コウダイさんを招きました。彼は自身が住む共同住宅で人が集う企画を今も運営し、松浜プロジェクト(新潟市)のメイン・メンバーとして活躍し、現在もいろいろなプロジェクトに楽しんで取り組まれている方です。
人が集えば安心し、困り事も解決するなら、島内の空き家・空き地活用や地域活動にも活かせそうですね。
◆ 内容:コバヤシさんのお話し「人が集えば」とトークセッション
- 日時:令和元年9月25日(水) 19時から20時30分(予定)
- 場所:ほっとハウス青木 佐渡市新穂青木762番地 ※
※「デヴィンコへんじんもっこ」のやや両津寄り
- 人数:15人(定員になり次第、締めきらせていただきます)
- 参加費:300円(お茶とお菓子付き)
- 駐車場:敷地内4台、デヴィンコさんに6台
✿ この企画と運営:チーム KIK(カワカミ・イケダ・コバヤシ)
✿問い合わせメールアドレス:takumi.2jam@gmail.com 川上巧(川上工務店)
よろしくお願いいたします。
「佐渡 里想人/地震後の見回り点検」
昨夜の地震で被災された方へ、お見舞い申し上げます。
本日は、地震後の家の見回り点検をしていました。(佐渡里想人の会員限定)
改修工事などの仕事でお世話になった方の物件では、全て異常無し!という事で安堵しました。
あらためてこの度の地震では、多くの方に御心配お掛けしました。家族やスタッフ、家屋や社屋・工場ともに無事でしたので、ご安心下さい。
生まれて始めて経験した津波注意報では〈すぐ来る!〉という事で、海に近い地域に住む母を急ぎ連れ出し高台に避難して、注意報が解除されるまで、(私が生後一年ちょっとだった時に起きた)「新潟地震」の事を母から聞いて過ごしました。
これからも、丈夫な家づくりを心がけ、真摯に向き合います。
佐渡 拍子木の製作/令和の初仕事
連休中にご覧の皆様、たいへんご無沙汰しておりました。
また御心配をおかけして、すいませんでした。
※今年3月9日に乗ったジェットファイルで事故に遭い、現在もリハビリ中の身です。
〜〜🐳〜〜
さて…平成最後の日に依頼を受け、令和の初日に拍子木を製作し、納品させて頂きました。
この拍子木は、私の生まれ育った両津湊の祭り(5月5日の例祭)から、木遣り歌の際に使い始められます。
家づくりとは勝手が違うものの、自分たちらしい手仕事を授かりありがたく思っています。
佐渡 古民家リノベ/この建具どう活かす?!
「古民家リノベ/この建具どう活かす!?」
NHKの連続テレビ小説の「半分、青い」を、連日家族で見るのを楽しみにしています。(録画ですが)
私にとっても「オッ!」と思うほどスピード感のあるストーリー展開がこの番組の魅力ですし、自分の仕事柄もあり建物やインテリアにもつい目が行ってしまいます(苦笑)
※NHKの部屋のセットは、置かれた小物まで自然で、本当によく出来ていますね。
www.nhk.or.jp それはさておき・・・現在私どもが工事を進めている現場では、お客様との打ち合わせで「古い木製建具を、活かし直そう!」という事になりました。
下の写真の右手に写っているものなどがそうです。(左手の格子戸は安いアルミサッシ)
昔作られた木製ガラス戸で、今は見かけなくなった格子の組み方(デザイン)や当時のガラスに魅力があります。
ただ現場的には、これまでの様な外部に接する建具として使いませんので、時間の有る内にじっくり使い道を思案している所です。
建具を活かし直すテーマで話し合ったお客様との打ち合わせ時にも「半分、青い」の話題となり、佐藤健くん演じる律(りつ)クンの「実家の写真館や風の谷の住宅」などの話になりました。
佐渡 ブログ再開! 宿根木を探訪/ヒントいっぱい
まずは、お詫びから。
ブログの更新にたいへん間が空き、すいませんでした。
仕事以外でも8月いっぱいまで目いっぱい忙し過ぎたため、あえてブログを休んでおりました。(体調不良や長期入院ではございませんので、ご心配なく)
さて…今日から少しづつ書き続けますので、ご安心ください。
「宿根木を探訪/これは!やってみよう!!」
自分が所属する建築士会で、昨日小木方面の探訪親睦会が行われました。
これまでも何度か足運んだ宿根木でしたが、今回はこの地域で実際に家の手直しをする方も一緒だったため、私が気になっていた技術的な事をいろいろ教えてもらいました。
そんな恵まれた状況も有り、私が今回注目したのは、板で張られた外壁。
厚みを感じさせない外壁でしたが、実際は30ミリの板が張ってあるとのこと。
つまり厚く見せない様な加工を施して仕上げている、という事でした。
宿根木の住宅は、積み石の基礎の上に乗っている形式ですが、その基礎の切石も従来の古民家のモノと比較して厚みが倍近くあります。(平均約280ミリ)
また外壁の張り方は、腰壁へ舟板を使った横張りを施し、それより上は6尺長さの板を使いタテ張りで納めています。
板材が無駄なくタテ張りされている点は、建物の高さを低めに抑えた矩計も当時から計算されていた、気がいたします。昔の職人は、デザイナーでは無かったと思いますが、変形した土地に逆らわずに建てた事がそのままデザインになっている様です。(そうした意味合いでは、素直なデザインですね)
この板の張り方を、今年作る物件でやってみよう!!と思います。
それも自分なりに工夫を施して。
三角の家の2階個室の様子です。
軒側の天井高さは低く抑えられ、屋根の形状をそのまま下の天井に活かした斜め天井は、とても良い雰囲気でした。
上の写真の住宅、私が注目したのは玄関までのアプローチの仕方と建物の角を切り取った建物の形(デザイン)です。
角を切り取る或いは窪ませることで、この住宅は良い表情になっていますね。
これも今後の設計や家づくりで、活かして行きたい!と思っています。
気がつけば、まだまだ今後の家づくりのヒントが見つかりそうな宿根木です。
また機会見て、必ず足を運びます。
では今後ともこのブログをよろしくお願いいたします。
佐渡島より/巧