工務店 佐渡 takumi-2jamの日記

佐渡島で自然素材をふんだんに使った家づくりに取り組みながら、気ままに書き綴っています。

佐渡は燃えていた


というタイトルの絵画展が、16日まで佐和田地区のアミューズメント佐渡、展示室で開催されています。
(実は昨日偶然に、長女と鑑賞してきました。)

絵画展は佐渡出身の画家で、1950年代の油絵を中心に展示されていまして、こじんまりとした雰囲気の中でしたが、じっくりと鑑賞することが出来ました。(版画で有名な高橋信一さんの油絵などは特に珍しく、見入ってしまいました。)

思えば僕が小学生だった夏休みのこの時期、版画家として世界的に著名な「高橋信一さん」が、両津小学校で夏休み絵画教室を行い、彼の大きな手で僕の頭をがっちりとつかみ
「お前は何が描きたいんだ!小手先で絵を描くものじゃない!下手でも見る人に何か伝わるものを描け!」とご指導いただいた記憶を思い出しました。
うまい表現よりも描きたいモノの本質をつかみ、自分なりに表現する事は今の僕自身も大事にしてゆかねばならない事であると思っています。

またこの会場には、今回の絵画展を企画運営してきた佐渡:新穂出身で海外で活躍しているモダンアーティスト、市橋太郎氏もおられ、この作品展を佐渡で開催する意義を熱く語ってくれました。

(彼から聞いた事はここであえて要約しませんが)きっと彼は、誇りを失いかけた佐渡人に、もう一度何かを気付かせたかった・・のかもしれません。

写真は市橋さんを彼が若いころ制作した作品の前で撮影したものです。
彼もこの展示会で静かに熱く燃えていたように、僕は感じました。

下記URLは市橋さんのウェブ
http://home.earthlink.net/~tarom13/j_news.html