工務店 佐渡 takumi-2jamの日記

佐渡島で自然素材をふんだんに使った家づくりに取り組みながら、気ままに書き綴っています。

佐渡産の木材に期待を寄せ

本日の佐渡は昨日から天候は大きく変わり、朝から雨模様。だんだん雨も激しくなってきていて雪と雨を繰り返す予報が出ています。
佐渡を離れ木材の仕入れ
昨日までは出張で、大きな(木材の)展示会に遠路はるばる佐渡から仕入れに行って来ました。国産・輸入を問わず、また大きな会場にも関わらず、所狭しといろいろな木材が展示されていました。毎年行っている会場を一言でいえば「国産材が少しづつではあっても、増えてきている。」という僕にとってはうれしい状況でした。特に目を引いたのは「紀州ヒノキ」と「東北産の杉」。現地、三重県秋田県から来た材木担当者と仕入れの話以外のことも話をし、動向などを聞き大変自分の為にもなりました。

そして船で佐渡に到着したのが夜の10時。

帰宅後、留守中の事や明日以降の用事などカミサンと話をした後、それとなく深夜までテレビを見ていたら興味ある番組が偶然放送していました。その番組はNHK教育の「ビジネス未来人」。三重県林業家、速水亨(はやみ・とおる)さんの事を紹介していました。(番組の内容は以下URLでご確認ください。)
http://www.nhk.or.jp/miraijin/bangumi/0802/2_17/index.html

番組を見て、彼(速水さん)の取り組んでいる事業を素晴らしいと素直に思いました。
針葉樹の山は、木が密集しすぎては、それぞれの木の成長を抑えすぎるだけでなく、山全体の環境に悪く、その為に間伐(かんばつ)を行い、下草を活かし続ける事で山を蘇らせている。またビジネスとしての林業にきちんと取り組んでおられる・・・そんな印象を受けました。
彼が専門家とともに新しく起こした会社では、現地調査をした上で、山の手入れに関するコーディネートを行っていますし、木材を扱うさまざまな業種間とのネットワークを構築し続けています。
佐渡林業関係者が、速水さんの取り組みに気づき、実施して行く事は佐渡の山を活かす事につながる気さえしました。

✿おまけインフォメーション:「沢根カキまつり」
明日24日、佐渡の佐和田地区にある沢根漁港にて「牡蠣まつり」が行われます。
http://d.hatena.ne.jp/takumi-2jam/20080214/1202981176