故郷・季節の味「ころがし」

昨晩は小正月という事もあり、僕の実家(両津地区の湊)で、神さんにお供えをした後、家族全員そろって晩御飯を頂きました。

今では作る人も少なくなった様ですが、実家のある湊地域では小正月に、黒ゴマをすり醤油味の煮物と一緒に煮た「ころがし」という料理を作ります。実家では母親がカマドで大きな鍋にいっぱい作ってくれました。(僕も父もこの料理が大好きなのです。)

おそらくこの「ころがし」という料理は、豊作や無病息災などを願った「どんど焼きの黒炭」の代わりに黒ゴマを使って調理し、食べる事で今年1年の無事を願ったのかも知れません。

※ここにご紹介する写真で見てもおわかりの様に、中央の黒々とした煮物がその「ころがし」です。焼きとうふやニンジン、ごぼう、こんにゃく、シイタケ、かまぼこなどいろいろ入っています。

また昨晩の味噌汁には、スケソウタラの頭と肝に大根を入れたものが食卓に上がりました。(写真で見るとかなりグロテスクなようですが、とても美味しい味噌汁です。)