工務店 佐渡 takumi-2jamの日記

佐渡島で自然素材をふんだんに使った家づくりに取り組みながら、気ままに書き綴っています。

改修工事《集い》改修より治療に近い作業

本日の佐渡は、曇っていて、時折小雨の降る天候になりました。
なお明日からは、天候も回復してまた春の陽気も感じられそうです。
✿改修工事《集い》設備工事が始まる
午前中から設備業者が現場入りし、築15年にもかかわらず老朽化の激しかった配管を撤去しました。
使用されていた配管材は白ガス管と呼ばれるもので、安い材料ですが錆が出やすい大きな欠点を持つものです。「この建物を建てた15年前であれば同じ鋼管でも”ライニング鋼管”と呼ぶ、管の内側を錆びから保護するコーティングを施しているものを使用していれば、今回の全面配管取り換えにはならなかった。」また「確かに工事予算も大事だが、肝心な所を適正に対処せず、その場限りの工事をしているみたいだ。」と現場で設備担当者も話していました。
 
※左の写真は錆びた既存の配管。右写真は新たに施工した配管です。
排水管も根太から針金で吊っている簡易な施工方法をしてあり、場所によっては水勾配が逆になっていました。そのままにしておくと水が流れず、逆流する可能性もでてきますので、今回取り掛かったのは、不幸中の幸いなのかもしれません。
さて、今回はそういった不良箇所をキチンと治すことから作業を始めていて、排水管も写真の通り大引きから吊り金具で吊っています。(注)根太の施工後、吊り金具を増やします。

✿改修工事《集い》大工工事が始まる
本日の午前中にこれから取り掛かる部分の材料準備・加工を終え、午後から当社の大工職人も現場入りしました。
大工の基本方針も設備と同様に「まずこの建物をしっかりさせて行く」事に取り掛かり、片側しか入っていない筋かいの個所をタスキ掛けにしたり、補強の柱を立てたり・・・と作業は進めてゆきます。