工務店 佐渡 takumi-2jamの日記

佐渡島で自然素材をふんだんに使った家づくりに取り組みながら、気ままに書き綴っています。

改修工事《集い》 いたわり

本日の佐渡は朝のうち雨が降っていましたが、お昼頃には上がり回復傾向の様子です。
明日はまた春の晴れ間がスッキリと戻ってくることでしょう。

佐渡 ”いたわり”のリフォーム(増改築)
改修工事《集い》の内部造作作業は、順調に進んでいます。
今日はこれまで(段取り上)着手していなかった寝室(老人室)の床造作が始まりました。
工事着手前の床仕上げは畳で、その下にはコンパネ合板が張ってあり、下地の根太材は45ミリ角の材料が450ミリ間隔で止めてありました。
今回僕らが仕上げる内容は、調湿の為に床下へ竹炭を入れ、根太を増やしこれまでより150ミリ縮めた間隔で固定、その後床用断熱材を入れる事をまず進めています。そして畳の下の板も、経年変化にともなう強度面と吸放湿性を考慮し、無垢材(杉15ミリ)に取り換えた後で、畳を敷き直す予定です。


※写真は、当社スタッフが根太の間隔を縮めた後、《佐渡産の白竹炭》を床下に入れている様子です。高温で焼いた白竹炭は「カリン、コリン♪」と高い金属音を鳴らせながら、床下に入ってゆきました。
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★ローコストだけ・・では??
これまで、この家の既存状況を振り返ると「ローコストだけを優先した工事や不良個所」が、僕ら関係者の目についていたのは事実です。また以前工事にかかわった業者さんは、当時のお客様とそれなりの理由があって、このような状況を作り出したのかも知れませんが、どうもそうなると「お客様をいたわるディテール(納め方)や仕上げ」が見えない状況まで作り出してしまうようです。
そして「安ければ良い」・・という考え方は、最低限必要な機能までも削り落とす事につながり易い・・気がしました。