佐渡 台所の改修工事/奥様の不自由感を解消
6帖ほどの小さな台所に、奥様のコダワリを詰め込んだ改修工事を進めています。
計画段階である程度煮詰めて作成した図面はあくまで「たたき台あるいは方向性」の取り扱いとして、現場で奥様のご要望に合わせて行く工事の進め方にしています。
料理好きの奥様は、もちろん『使いやすさを重視』しています。(といいましても、高級なシステムキッチンを導入するという訳ではありません。)
今回の改修工事でも、奥様の使いやすさとコダワリを具体化して行くのが大事な目的にしています。
具体的には、計画段階の打ち合わせでも、インテリアの全体イメージを固めて行きつつ、いろいろな家電調理器をキッチンのどこで使い、どこに片付けたら便利だろうか?…これまで同時使用できなかった調理器を、同時使用するにはどうしたら良いか?…といった『これまで使ってきた台所での不自由感』を私との打ち合わせで浮かび上がらせ、その不自由感の解消方法を探って行きました。
その結果、想定した必要な場所にだけコンセントを設置する、という事になりました。
「な~んだ、そんなのは当たり前でしょ。」と思われるかもしれませんが、こちらの奥様と過去に仕事をさせて頂いた奥様たちとは、それぞれの個性が有り、違っているのです。
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現在この現場では、床下地(防湿と断熱、床補強)を作り終え、天井や壁の下地作りに入りました。
奥様だけでなくご家族も、工事が日々進む変化を楽しみにしておられるこの頃です。