工務店 佐渡 takumi-2jamの日記

佐渡島で自然素材をふんだんに使った家づくりに取り組みながら、気ままに書き綴っています。

佐渡 山門の改修工事 大工工事大詰め

晴れ間の続く中、現場の方では作業も大詰めを迎えました。
現在現場では、力貫(ちからヌキ)との間に25ミリ厚みの板を(釘を使わずに)はめ込む作業を行っています。

元々溝を突いてあった古い丸柱や新たに入れた力貫の溝にきっちりとはめ込み、板同士も本実(ほんざね)加工したものを組み上げてゆく方式で進めていて、単純に釘で板を固定するのと異なり、古い溝の幅に板を削りすり合わせつつ、上下の板同士がキチンと連結する様にしているので、作業も一手間かかります。はめ込みを終えた板は隙間無く、山門全体の構造体の一部として地震などの揺れにも対応する事を考慮しています。

長くお世話になったこの現場作業も明日で終える予定で、新しくする格子の製作などは工場で作ってから現場取り付けとなります。