工務店 佐渡 takumi-2jamの日記

佐渡島で自然素材をふんだんに使った家づくりに取り組みながら、気ままに書き綴っています。

佐渡 春の海を生で聞く

昨日の日曜日(子供の部活の関係で)家族そろって、箏や三線、尺八の演奏会に行ってきました。
場所は、金井地区にある堀記念能楽堂。雨風強い天候でしたが、120名ほどの多くの方が集まりました。
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初めて行った感想ですが、筝曲を全然知らない自分でも、とても楽しい時間でした。
やはり生演奏で聞く音楽はいいですね。
贅沢な感じもします。
多くの方が一度は聞いたことのある筝曲のスタンダード「春の海(作:宮城道雄)」では、音を聞きながらも奏者の一つ一つの動きをジッと見ておりました。
付け爪ではじく音・こする音、指先ではじく音、弦をたたく音・・・様々な要素が盛り込まれているようです。
また演奏中に張っている弦の下にある駒(こま)を、スッと移動させるあたり・・・凄いコトをしています。
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さらに、この曲をつくった宮城道雄さんについて調べたら、また驚きました。
(長くは書けませんが)彼は幼少期の8歳に失明したのですが、11歳で免許皆伝し、筝曲だけでなく文筆活動もされた天才でした。
ちなみに「筝曲・春の海」は、失明する前に祖父母に育てられて住んでいた瀬戸内の景勝地福山市鞆の浦の美しい風景が目に焼きついたのをイメージして描いたもの、でした。(参考:ウィキペディア http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%A5%E3%81%AE%E6%B5%B7 )

素晴らしい曲は、色あせないものですね。