「佐渡 工務店ですが、なべ蓋を作る!!」
日差しはまだ強いものの、風そよぎ日中も過ごしやすくなった佐渡島です。
家族で永くお味噌を作り続けている小さな店の若い店主より、大きな鍋蓋と落し蓋の注文を頂き製作しました。
先代の鍋蓋は、かれこれ5〜60年使って来た年代物。
コトワザに「破れ鍋に綴じ蓋」とありますが、この蓋はまさしくそんな綴じ蓋でした。(綴じ蓋:修理して使い続けている蓋)
今回新しくするのにあたり、先代の蓋と同じ杉材で長持ちする様に赤味だけを使いました。
鍋蓋の取手部分は、吸付あり桟で納めてあります。
家づくりが本業の私たちですが、木を使った道具でも「つくる楽しみ」を感じた次第です。
ご依頼ありがとうございました。
またこうした機会あれば、よろしくお願いします。
=追記:皆ありがとう=
納品時に女将さんからハガキを頂きました。
今年他界されたご主人の思い出の絵に…皆ありがとう…と書かれています。
人に対しても、どんな仕事でも、皆ありがとう!だと思いました。