佐渡 立木の伐採に立ち会い
昨夕から降り始めた雨が、断続的に続く佐渡島です。
《昨日は、凪いでいた加茂湖/両津地区》
「立木の伐採に立ち会い」
過日になりますが、お客様の宅地に建つ民木の伐採を私が段取りする形で行いました。
伐採してもらった木の大半は、小径の杉。
処分するのが多い中、2本ばかりまあまあのサイズのモノが有りましたので、この木は製材して後で使う段取りにしました。
・・・
さて、ベテランの伐採職人が、手際良く伐り進めて行く途中、枝が偏って伸びている木をじっくりと見上げてから、これまでとは別の場所を決めチェンソーで切り込んだのちにクサビを打ちました。
その直後に、助手の男性がベテランへ「どうしてクサビを?(打ち込んだのですか)」と尋ねました。
「今まで通りにしていたら、この木は積み込みしようとしている道を塞ぐように倒れ、その後の作業の邪魔になるだろ。だからさ。」
「自分たちは周りの状況だけでなく”木と相談して決める”事が、もっと大事なのさ。」
《伐採している光景》
《助手にアドバイスをする伐採職人》
『木と相談して決める』
この言葉、私も父から生前聞いていた言葉でした。
丸太の製材をする際、径を図るだけでなく、元末の状況を見ながら木のクセを読んで賃挽きをしていた亡父の姿をグッと思い出しました。
《製材時の父》
後日この木を使った製材を行いますので、私も木と相談しながら進めさせて頂きます。
これからも、よろしくお願いいたします。